【地下室でふたりきり】ストーリー作成中 続き

【地下室でふたりきり】ストーリー作成(ノ*ФωФ)ノの続き。

ストーリー長すぎだがら、次回に回して書きました。途中からだけどどうぞ!

↓ 


入口に入っていくと、そこにはあちらこちらに物が散乱していた。


(なんだ、ただの物置部屋か…。)


がっかりして帰ろうとしてここから去ろうとしたとき、散乱している物の奥になぜか水槽があった。


(何だあれ?何でこんなところに水槽なんてあるんだ?)


吸い寄せられるように、水槽のある方へ向かった。

散乱している物々を避けながら、近づいていくハナはやっと水槽があるところまで来た。


(こんなところに水槽があるんなんて。主様、相当秘密にしておきたいコトがあるんだなあ。)

ハナはぼんやりとそんなことをおもいながら水槽の端を手を乗せて、水槽の中を覗き込んだ。

(んーなんもねぇみてぇだけど…)


水槽の中は、海のように広く深いためか、覗き込んでも水の奥まで確認はできない。けれど水の中に入れば中に何があるのか分かるかもと、ハナは水槽の端に身体を乗せ水面に顔をつけて、中の様子を見てみることにした。


(!!!!)


ハナが水の中を見ていると、暗い奥底に光る目が見えた。

それも、目があった気がした。


『@#$&%…@#$&%…@#$&%…』


河童であるハナは、水の中でも音が拾えるので、水の中で耳を傾け、光る目のほうに目を向けて囁いているような声に集中してみた。

すると、光る目が徐々に近づいて姿が見えた。


『出ていけっ…出ていけぇッ!!!』

 

姿が見えたのは、恐ろしく顔した化け物。素早い動きでこちらに向かってきた。

ハナはブワッと鳥肌が立ち、離れねばと水面から上がろうとしたのもつかの間、化け物はハナの肩をすぐさま手を伸ばしてきた。

化け物は、ハナを地面に叩きつけ「ガァァァァァァッ!!!!」とけたたましい鳴き声で威嚇した。

叩きつけられたハナは痛みに耐えながら、殺られると思い、本来の姿である河童の姿で牽制。


ゴーンゴーン…。


地下室に置いている振り子時計が鳴り響き、時計の針は午後6時を指していた。

さっきまで威嚇していた化け物は威嚇を辞め水槽にすぐ戻っていった。


(何だったんだ…?)


ひとり取り残されたハナは呆然。

さっきのは何なんだと、頭がついてこれなかった。


「そうだ、もう6時か…、ってことは主様が帰ってきたんだ。帰んなくちゃあっ!」


ハナは、出口に向かって走り出した。

その走る様を化け物が見らているとは知らずに。


(終わり)

この内容とは全く関係のない画像を載せておこう。

これは、ムジャキちゃんとのコラボラクガキ。 


ではまた続きができるなら続けよう (@^^)/~~~

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