「人魚と河童のお伽話」なんちゃって完成版2

前回の「人魚と河童のお伽話」なんちゃっての続きで、最後に人魚・ダリア「泡を吐く人魚」のイラスト紹介して終わったんだけど、本当はこの続きを書き続けたかった。

なので、次に河童・ハナのイラスト紹介と妖怪の伝承を紹介しようかなと思う。


「屋鳴りに髪をいじられて泣く河童」B5 水彩・色鉛筆・ペン

前回の人魚・ダリアのイラストと同様、B5サイズのイラストで水彩→色鉛筆→ペンという順に制作。このイラストに描かれている河童・ハナとハナの髪を遊んでいる小鬼の姿をした妖怪は本作に登場するつもりでイラスト制作していたんだけど、時間がなく描けるところがなくなってしまった😓 (何度も言ってるけど・・・・)

周辺の小鬼は「屋鳴(やなり)」という妖怪。

鳥山石燕の画図百鬼夜行 全画集34ページにある「屋鳴(やなり)」の妖怪画を参考に自分なりの「屋鳴」を描いたもの。(ほぼパクリじゃないか!)

家の中で何もない所が軋む音がするのは、「屋鳴」という妖怪のしわざと言われていた。姿はなく音だけの妖怪。

この「屋鳴」という妖怪が暴れていると江戸時代までは考えられていたが、明治時代にこの正体について追及された結果、家の木材が気温や湿度による変化で起こる現象と証明された。なーんだ現象か、まあ妖怪って人間が考えた想像上の存在だよねって思うけど、霊障によるものもあるようで、目には見えないけれども存在しているんだと少し安心した(笑)

どの家も「パキッ」とか「ミシッ」とか「パーーンッ!!」という謎の音が鳴っているところあると思うし、鳴ったとしても別に気にしてないよね。

自分はなんか気にしちゃうけど。


以上、作品紹介(?)を終わる。


さっき、鳥山石燕の画図百鬼夜行 全画集の「屋鳴」について紹介していたから、この画集も紹介しなくては。

これは狩野派で妖怪画を好んで描ていた鳥山石燕(とりやま せきえん)の妖怪画集。この描かれている妖怪たちは彼の想像で生み出されたもので、その後の妖怪画に影響を与えてきた。

なので、この画集は見ていて想像力が膨らむので架空ものが好きな方におススメしたい。


ではではまた( ̄︶ ̄)↗ 



オバケモノ

「カッパの皿には水があり、なくなるとチカラがでなくなる。」

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