ファンタジー解剖図
解剖図で印象的に残ったのは、「鬼太郎大百科」に描かれている妖怪たちと鬼太郎、猫娘、ねずみ男などなどの解剖図。彼らの身体のしくみは人間が持っている臓器にはない不思議な構造の臓器と、身体の中に備えられている武器があるところがオモシロい。水木しげる先生が想像で描かれた妖怪たちの解剖図は妙にリアルで、臓器や体内の構造のしくみについて事細かに解説されているから読み応えがあった。
そんな自分も影響されて、描いてみたけど他人の真似事をしているだけの自己満足で終わってるなあ~と自分を蔑みながら描いたものたちをネットに公開😑
自分なりに描いた河童の解剖図
河童に関する聞きかじった情報と、オリジナルな設定を混ぜながら美術解剖学で得た知識を河童の身体のしくみに当てはめて描いた解剖図。
上に河童3組いるけどこれはー水木しげる先生の妖怪図鑑に載っていた河童たち。画面から見て左から中国の妖怪・水虎(すいこ)、真ん中の赤い子はがんぎ小僧、右の青い子は北海道に現れたといれているガラッパ。
この河童の解剖図は解剖学や生物学に基づいて描いてないので、ツッコミどころがあるかも。骨格は恐竜や両生類と爬虫類を混合した身体をしていて、手足は陸地のときは人間のように歩行でき、水中のときはカエルや魚のように泳げるようにできているという設定。生物の身体のしくみや骨格と筋肉のしくみについて研究している人にはナンじゃこれ?意味わからんって言われそう。
続きまして「雪男」。
体長はシロクマと同じくらい又それよりもデカいやつもいるという設定。世界各地に山や森で見かけたと噂されている大きな巨人。妖怪としてなのか、生物としてなのかは不明だけどそれだけ人々にその存在感や魅了されているだろうと思ってる。
雪男の身体のしくみは、シロクマに当てはめて描いてみた。体型と寒いところにいるという共通している部分を抜き取ってシロクマに候補に上げた。なぜか。
寒いところにいるので、脂肪が多く筋肉もモリモリ。手足も大きい。どんなに大き目の戸建ての家を建てても、入り切れないくらいデカい。骨が太く硬そうなので鉄のように折れない。
最後に「ムジャキちゃん」と「アマノジャクちゃん」
別枠「ムジャキちゃん」シリーズに登場したムジャキちゃんとそのいとこアマノジャクちゃんの解剖図。
自分が作ったキャラクターだから描きやすかった。ふたりとも親族同士で身体の構造は似ている部分があるけど、ふたりそれぞれ違う部分がある。
けど、アマノジャクちゃんの解剖図見ると悪いように描いてるなあ‥‥と。
身体の体型は猫や人間。猫の特徴を持ちあせながら、人間のように二足歩行と手に物を持つ機能を持っている。身体の筋肉が柔軟に伸びるので身体の伸び縮み可能。
ムジャキちゃんの身体の構図:ポジティブな気を発する臓器を持っている。
アマノジャクちゃんの身体の構図:ネガティブな気を発する臓器を持っている。
新しいバージョンのムジャキちゃんとアマノジャクちゃんは、この上の解剖図をよりブラシュアップしてみたもの。
かわいさを追求して、ちょっと不気味さや怖さは減っちゃったけど特徴を残した感じ。
これにて、「ファンタジー解剖図」シリーズを紹介してみて思うのは誰かに自分なりの解釈で妖怪たちの解剖図を伝えられてよかったということ。
一旦、おわり🏴
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オマケ👻👻👻👻👻
紹介しておきたい水木しげる先生の「鬼太郎大百科」。他にも妖怪や精霊の大百科もあるので気になったらぜひ購入を。
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